NISグループの民事再生について

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NISグループ株式会社というのは、かつて「ニッシン」という名前で営業していた消費者金融業者です。NISグループは、平成24年5月9日に東京地方裁判所に再生手続開始の申立てを行い、平成24年5月17日付で民事再生手続開始決定がなされました。これにより、NISグループに対して過払い金返還請求権を有していた場合であっても、民事再生の手続きの中で、再生計画案に基づき、減額されて支払いがされることになります。 NISグループのホームページでも記載がありますが、同社に対して過払い金の請求をする場合には、債権届出の手続を行う必要があります。同社による引き直し計算の結果、過払金返還請求権を有する可能性があるお場合には、「債権届出の手続のご案内をする圧着葉書」を順次送付している、ということです。

過去にも、消費者金融業者でいくつか民事再生手続きを行った会社があります。ひとつは、クレディアという会社で、2007年9月14日に民事再生の申立をしました。クレディアの再生計画案では、過払い金については40%の弁済率(過払い金が30万円未満であれば全額返還)となっており、倒産した消費者金融の中では、比較的、高い弁済率でした。

他にも、アエルという会社が2008年3月24日に民事再生の申立をしました。こちらは、弁済率は5%(後に微増)となっており、クレディアの場合と比べて非常に低い弁済率でした。

また、最近では、民事再生ではありませんが、クラヴィスという会社が、2012年7月5日に大阪地方裁判所に自己破産の申し立てをしました。武富士の会社更生などもあり、最近では、消費者金融はどこも経営状態がよくありません。武富士の場合の第一回の弁済率が3.3%でしたので、弁済率も徐々に下がってきているように思われます。過払い金の請求を検討する場合には、倒産のリスクも考えるべきでしょう。

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このページは、webmasterが2012年9月10日 22:23に書いたブログ記事です。

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